ステンドグラス工房すずらん

そして、仙台の友人と久しぶりにゆっくり電話で話をした。

今一番困っているのは「ガソリン」と。

彼女の地域は、ライフラインはすでに復旧している。

近くにスーパーもホームセンターもあって、卵も牛乳も、お米もなんでも揃う、と。

恵まれた地域にいるみたい。

最初の一週間ほどお風呂に入れずにいたけれど、クサイのはみんな同じだったから、と笑って言う。

最初の２日間は、ガスも電気も通ってなかったので、近所の人と、よそのブロック塀をこわして(笑)、そのブロックを積んで、木の枝をのこぎりで切って薪をつくり、飯ごうで、ご飯を焚いたりしたと。


家屋は大丈夫で、今は、ふつうに生活しているよ、水もあるし、お米もあるし、ケーキ屋さんもお店をあけたし、ないのはガソリンだけ、と。

浜松の方がよっぽど、物がない。

「こっちは、水なんて、あまってるよ、送ってあげようか(笑)」と逆にY子。


ガソリンを入れるためにみんな２日も３日も並ぶとのこと。

最後尾が見えないくらい、ズラ～っ！と車・車・車、、、。

夜になるとスタンドが閉まるから、並んでるみんなは、車を置いて、歩いて家に帰る、そして朝になると、また自分の車に戻って並ぶのだそうだ。

それでも、入れられるのは20リットルと。。。

「ねぇ、まーぴぃ(私のあだ名)、誰か知り合いで、ガソリン王いない？」と明るく笑って言う。

そして、

「元気な地域の人たちには、いっぱいお金使ってもらって、いっぱいいろんなもの食べてもらって、旅行も行って、楽しんでもらいたい」と。

被災地の人は、本当に前向きだ。


学生時代と変わらない彼女の明るさに、とても救われた。

バード(Y子のあだな)、ありがとうね。

よし、明日も、ぼちぼち、やりましょう

早く、ガソリン王があらわれますように・・・。。。