映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」を観て。

先週の土曜日はアミューズ豊田で上映された

ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡」を家族みんなで観に行ってきました。

養護教諭のかっこちゃんは障害のあるこどもたちとの関わりの中で、いろんなことをみつめ、感じ、理解を深め、そして、、、

自然界との偶然(?・必然)の一致をたくさん見つけていきます。

そして、そのことを、たくさんの人に知ってもらいたい、と思っています。

私はこの映画の中の「雪絵ちゃん」の死。。。そして「最期の時を選んだ」雪絵ちゃんの生き方、、、

その秘密を知っているだけに、とても共感を憶えました。

私もかつて、ホスピスという医療現場でナースとして働いていた時期が5年ほどありました。

当時、年間140名の方がお亡くなりになる病棟でした。

どれだけの方の最期の瞬間に立会い、ご家族とかかわり、湯灌や死化粧をしたことでしょう。。。。

その時、私が患者さんと関わる中で、わかったことは

たくさんの方が自分のなくなる時期をわかっている、ということでした。

そして、当時、そのことをアメリカの在宅ホスピスナースがまとめた「Final Gifts」という一冊の本がありました。

わたしは、むさぼるようにして一気に読みました。

それは、まるで、自分がいるホスピス病棟で起こっている出来事、そのまんまだったからです。

この考えをもっともっと医療現場にいる人たちに知ってもらいたい、

このことを医療者だけでなく、ご家族が知っていたら、患者さんもご家族も、もっと安らかに死を迎えられる、と思いました。

愛する人が亡くなったあとも、その後の「悲嘆のプロセス」「グリーフワーク(喪の作業・仕事)」を考えた時、慰めが得られるに違いないと思いました。

そんな強い思いから、看護研究にまとめました。

これは下当時の看護雑誌に掲載されたものです。もう14年も前のことですが・・・。

映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」を観て。映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」を観て。

人は死ぬ時を選んで最期を迎えます。

映画の中の「雪絵ちゃん」と同じです。

不慮の事故でなくなる方は別として、死へのプロセスに時間があり、行きつ戻りつしてやがて死を迎えるとき、

私達は、自分で「死ぬ時」を選んでいくのです。

果たして、今、この考えが浸透しているかといえば、今もって、そうした考えはまだまだ一部の人にしか知られていません。

(この文献ペーパーを読みたい方はコピーをさしあげますので、ご連絡下さい。)


かっこちゃんが、ナスカの地上絵の謎を理解できるように、

その現場にいる人たちは、人間が本来持っている特殊な能力に気づく人もいます。

かっこちゃんもそのひとり。

自分と同じ人間を見つけたような気がして、嬉しい映画でした。

もっともっと「本当のこと」を知ってもらいたい!という想いがより一層強くなった映画でした。

普段の日常の中からは決して見えない「本当に大切なこと」。

それを、もっともっとみんなに知ってもらいたいびっくり感じてもらいたいびっくり

Rosy☆魔女Fさん、この映画を企画してくださって、ありがとうござまいした。

そして、お疲れ様でした♪

みんなのところにも、しあわせの種は確実に芽生えていくと思います☆☆☆

もっともっと、「しあわせの種」をふやしましょうね!


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この記事へのコメント
父の看病をしているとき、亡くなったとき、私もそう感じました。旅立つ時を選んで逝ったとしか思えなかったのです。2ヶ月間、24時間体制をくみ、つきっきりで側にいたのに、たまたま亡くなったその日、数時間みんなで休息をとって、病院にいなかったのです。お医者さまは、家族が病室につくまで、人工呼吸をしていてくれたので、看取れた形にはなりましたが、2ヶ月24時間ついていたのに、たった数時間の誰もいない隙間を、父は選んだのです。不思議でした。
Posted by 三毛坊 at 2009年12月08日 01:17
☆みけぼうさん

体験した人には「わかる」出来事ですね。。。
Posted by すずらん藤田 at 2009年12月08日 08:32
この企画の、さいしょの最初から
大きな大きなお力添えを
頂き、本当にありがとうございました♡
みんなで繋がって作り上げた映画会
本当に素敵な「場」が作れて
うれしいです~~~~♪
かっこちゃんが伝えたかったメッセージ
雪江ちゃんのことや、みんなのこと。
逢った事がなくっても、思いをどんどん繋げて
「ほんとうのこと」を多くの方に知っていただくこと。
そして、感じていただけたこと。
やってよかったです♪ 「死ぬ時を自分で選んでいる」
ということ・・・死は、弱く小さくなっていくイメージだけど
そうじゃなくて、それに向き合った時に訪れる
自分の内側の大きなダイナミックなエネルギーがある
のでしょうね。
もしよかったら、資料を見せて頂きたいです。
よろしくお願いします。

お忙しい中を、ほんとう~~にありがとうございました。
クリスマスデート♡楽しみにしております。
ヽ(´▽`)/~♪
Posted by Rosy☆魔女F at 2009年12月08日 09:56
だけど、年に何人もの方の旅立ちを見届ける仕事というのは・・看護婦さんは度重なる死に、毎回どう向き合っているのでしょうか?
Posted by 三毛坊 at 2009年12月08日 13:01
☆Rosy☆魔女Fさん

こちらこそ、こんなに「しあわせ」がいっぱい詰まった企画をたちあげてくださり、ありがとうございました。
アンケート用紙に書くには、時間がない、と思い、このブログに感想を書かせていただきました。
かっこちゃんは、あの“ほわわわぁ~ん”として雰囲気の中に、流されずにちゃんと本質を見極めることができる人。とても愛情に満ちた方であることが伝わってきました。
この映画は学校などでも是非自主上映いていただきたい、そんな映画でした。多感なこどもたちに、どのように映るのでしょう。。。

文献は、クリスマスデート♪「かんぽの宿」の夜のゴスペルコンサートのときに、お渡ししますね~♪
こちらも、今から楽しみ☆ですぅ~(^o^)/~


☆三毛坊さん

「度重なる死」は同じではありません。
私にとっては「毎回、初めての死」でしたよ。
その人にとって、「死」は一度きりの出来事ですから。。。
Posted by すずらん藤田すずらん藤田 at 2009年12月08日 18:16
看護婦さんが、そう感じてくれていると思うと、なんかとても嬉しいし安心します。
Posted by 三毛坊 at 2009年12月08日 22:53
このブログの内容に関してたくさんのメールを頂戴しました。
ありがとうこざいました。
本来なら、すべてのメールにお返事するべきところ、今回はこのコメントを通じて個々へのお返事とさせてください。
ペーパーは順を追って発送させていただきますね。

研究ペーパーは、まだ私が20代の頃に書いたものです。表現が稚拙な部分も多々ありますが、どうかお許し下さい。
こんなことが実際に毎日おこっているんだ、人は最期にこんな言葉を残していくことがあるんだ、、、という参考になればと思っています。

15年以上も前、スイスのエイズホスピスでは、死にゆく人々を見守る家族へのセミナーに、終末期の患者さんの体の変化や意識の変化などを説明されます。そして、その中に、この「臨死意識」ということの説明もなされます。そして、その具体的な受け止め方、対応の仕方なども、説明されるのです。
日本の現場は、まだまだ、そうしたことは、置き去りにされたままです。
「臨時体験」ではなく「臨死意識」に関することです。
「臨死意識」とは、「死のプロセスに時間があり、行きつ戻りつし、やがて死を迎える人たちに芽生える死をほのめかす言葉、動作など」。。。です。正確ではないですが、そのような言葉で、下記の2名の在宅ホスピスナースの造語です。

不思議なことがたくさんおこる終末期、それらはすべてが真実です。
そのことも同時に知っていただけたらなぁ、、、と思います。
意識がないように見える患者さんも、ちゃんと自分の「逝く時」を選んでいます。それが、寿命をまっとうしようとする人間本来の最期の姿なのだと思います。


参考文献・パトリシア・ケリー、マギー・キャラナン著「Final Gifts」
Posted by すずらん藤田すずらん藤田 at 2009年12月08日 23:03
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