昨日、グラインダーがかけ終わった百合のパネル。W362㍉×H1297㍉
ここから、先は、ちょっと専門的なお話。。。
ガラスを組むためのケイム(鉛枠)のタチが1ミリのため、パーツの間は普通は1.8㍉の隙間になるように削る。
でも、私は1メートルを超えるものや、パーツの多いものは1.8㍉の隙間だと、組み上げの後半に誤差がでて隙間があきすぎてしまうため、私の場合、
1ミリの隙間ですべてのパーツをつくる。
ここは、おそらく、それぞれの職人が調整しているところだと思う。
ケイムのタチが1ミリ、隙間が1ミリ。。。きっちり出来上がる。
が、しかし、削りが甘いと、誤差が生じ、組みあがらない。
逆に隙間があきすぎるパネルも、たわみの多い、緩んだパネルになってしまう。
長い年月、耐えうるためには、上部のガラスの重みに、中間部以下のガラスとケイムとがその重みに耐えられる作りにしなければならない。
緻密な作業と技術が要求される。ケイムはもちろん、ハードケイム。三種類の太さをチョイス。
今日は午前中、入野まで出張講座。
午後に工房に戻り、組み上げの作業開始。
もくもくと約6時間。興味のある方はクリックで拡大♪
やっちゃった♪ 腰、痛いし、目、ショボショボだし。。。
まだ、このあと、ハンダ付け、片面ずつのパテ込み、薬品仕上げ、磨き上げ。。。という作業が待っています。
片面が仕上がったら、次のパネルにとりかからないと


先日、ご主人が倒れてしまった友達も、悲しむ余裕もなく頑張っている。
「一家の大黒柱を突然に失うことは、こういうことか、って思う。悲しんでなんかいられない、とにかく、やらなくっちゃ。ずっと忙しくって、お線香をあげる暇もなくて、やっとさっき、初めてあげた」と、笑っていた。
「まだ、実感がないんだよね、とにかく、会社のこともやらなくちゃいけない」と。
みんなそれぞれに、やっぱり頑張っている。
「でも悲しくなったときには、ちゃんと泣かなくちゃダメだよ。」と、それだけしか私は言えなかった。
みんなみんな頑張っている。
前に進もうとする力は、知らないうちに人も心も強くする。
今、メールをくれたHさん、いろんな生き方があるね。
自分で、選ぶこともできるけど、私のおともだちのように、選ばずして、やらざるを得ない状況になってしまう場合もあるね。
どんな状況になっても、精一杯やること、それが一番たいせつなこと♪
また、みんなで会おうね☆☆☆